第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 表彰式

7団体18人 新たな挑戦へ               (2017/2/25)

第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞の表彰を受けた選手の皆さん=松江市殿町、山陰中央新報社

  第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞の表彰式が24日、松江市殿町の山陰中央新報社で行われ、2016年度の全国規模の大会で特に優秀な成績を収めた島根県内の中学生、高校生の7団体、16個人(17人)、特別表彰の高校生1人に表彰状と盾が贈られた。この1年の県勢の目覚ましい活躍により、団体、個人とも過去最多受賞、特別表彰は14年度の創設以来2人目。受賞者は3年後の東京五輪などそれぞれの目標に向け、さらなる飛躍を誓った。

 表彰式は、団体、個人で同時受賞の出雲農林高校男子カヌー部員や、日本陸上選手権女子800メートルで大学生、社会人を抑えて優勝した特別表彰の福田翔子選手(松江北高3年)ら、指導者を含め約40人が出席。山陰中央新報社の松尾倫男社長が「皆さんの活躍は誇り」とたたえ、選考委員長を務めた久保田康毅島根大名誉教授は「さらに高い目標を設定し、挑戦を続け、世界に大きく羽ばたいてほしい」と激励した。

 受賞者代表のあいさつで、全国高校なぎなた選抜大会優勝の高田彩選手(出雲北陵高3年)は、指導者や先輩、後輩ら周囲の支えに感謝を述べ、「今後も日本一を目標に日々精進していきたい」と誓った。

 受賞団体、個人は、県教育委員会、県体育協会、県高校体育連盟、県中学校体育連盟の推薦を受け、「個人は中学、高校を通じ1回」などの規定に沿って全会一致で選ばれた。

受賞者の横顔

第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞

最多7団体、16個人               (2017/1/19)

  2016年の全国規模のスポーツ大会で特に優秀な成績を挙げた島根県内の中高生を顕彰する第28回山陰中央新報社スポーツ優秀選手賞の選考会が18日、松江市殿町の山陰中央新報社であり、中学、高校を合わせて7団体、16個人が選ばれた。団体、個人とも1990年の創設以来最多。このほか、国際大会や国内トップレベルの大会などで活躍した選手らの特別表彰に6月の日本陸上選手権女子800メートル優勝の福田翔子(松江北高)が選ばれた。

 7団体の内訳は高校3、中学4。うち高校で出雲農林男子カヌー部はスプリント・カナディアン3種目(シングル、ペア、フォア)で年間を通して活躍し、8月の全国高校総体では学校対抗で準優勝。石見智翠館女子ラグビー部は4月の全国選抜女子セブンズ4連覇、大社女子剣道部は3月の全国選抜大会で県勢過去最高の準優勝に輝いた。

 中学では湖南女子水泳部が8月で全国中学校体育大会(全中)の競泳女子400メートルリレー2連覇の快挙。出雲北陵男子卓球部は8月の全中で、ホッケーの横田男子は8月の全日本中学生選手権で、横田と仁多で編成された島根選抜男子は11月の全日本中学生都道府県対抗11人制選手権で、それぞれ準優勝した。

 16個人は高校10、中学6。高校で、なぎなたの高田彩(出雲北陵)は3月の全国高校選抜で、ゴルフ女子の浜崎未来(宍道)は8月の全国高校選手権でそれぞれ優勝。

 中学のうち、8月の全中で、ソフトテニス男子個人の津田知紀・高木智也ペア(松江四)は県勢14年ぶり、陸上女子100メートル障害の長﨑さゆり(大社)は県勢28年ぶりの優勝を果たした。

 創設3年目で2人目の特別表彰に決まった陸上女子800メートルの福田は、日本選手権で、同種目17年ぶりの高校生優勝。全国高校総体も高校日本歴代2位の2分4秒29で制し、選考では世界で活躍する期待が込められた。

 選考対象は県教育委員会、県体育協会、県高校体育連盟、県中学校体育連盟から推薦された団体、個人。個人表彰は「中学、高校を通じて1回」などの規定に基づき、委員6人が全会一致で決めた。

 受賞者が過去最多となり、委員長の久保田康毅島根大名誉教授は「選手たちが頑張ってくれた結果」とたたえた。

 同委員長以外の選考委員は次の皆さん。

 佐藤正範(県教委保健体育課長)下岡博司(県体協専務理事)森本敏雄(県スポーツ推進委員協議会会長)長野博(県高体連会長)岩田靖(県中体連会長)

第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 受賞者の横顔

 島根県内の中学生、高校生を対象にした第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞は、2016年度の全国規模の大会で優勝するなど特に優秀な成績を収めた7団体(中学4、高校3)、16個人(中学6、高校10)が選ばれた。県勢の目覚ましい活躍で、団体、個人とも1990年の創設以来最多の受賞。さらに、陸上女子800メートルで高校生ながら日本選手権優勝を果たした福田翔子(松江北高)が特別表彰で選ばれた。
 受賞団体、個人を紹介する。


<高校>

 カヌー・スプリント男子カナディアンで、出雲農林が県勢男子の歴史を塗り替えた。8月の全国高校総体のペア(中尾一稀、長島啓人)の200メートル優勝、500メートル準優勝、フォア(奥井恭平、石原起人、中尾、長島)の200メートル準優勝は、いずれも男子最高で、学校対抗でも過去最高の2位。

 続く日本ジュニア選手権はフォア2冠に加え、中尾、長島のペア、奥井のシングルでともに500メートル優勝。ペア、シングルは10月の岩手国体でもそれぞれ優勝、準優勝と実力を示した。

 7人制ラグビーの全国選抜女子セブンズ大会(4月)で、石見智翠館女子ラグビー部はクラブチームを含む12チームの頂点に立った。複数校の合同チームで参加した第1回を除く第2回からの連覇は「4」に伸びた。

 大社女子剣道部は団体戦で争われる全国高校選抜(3月)で県勢過去最高の準優勝。全国高校総体2連覇(2014、15年)の麗澤瑞浪(岐阜)を破り、躍進した。

 なぎなたの高田彩(出雲北陵)は全国高校選抜(3月)の女子個人で、県勢8年ぶり3度目の優勝。決勝で延長の末に惜敗した全国高校総体(8月)でも、自在の攻めで前年の3位からの成長を見せた。ゴルフ女子の浜崎未来(宍道)は全国高校選手権(8月)で県勢男女を通じ初優勝。1年生ながら自然体のプレーで2日間首位を守った。

 重量挙げの全日本女子選抜選手権(11月)の高校の部63キロ級に出場した北村優果(出雲農林)はスナッチ71キロで2位。柔道女子48キロ級の黒崎美紅(平田)は奥襟を取ってからの得意の攻めで、全国高校選手権(3月)で準優勝に輝いた。

 陸上男子110メートル障害で走るたびに記録を伸ばした勝田築(きずき)(開星)は、8月の全国高校総体、10月の日本ユース選手権でともに2位。9月の岩手国体の競泳少年男子B50メートル自由形で常松武朗(平田)は県高校新の23秒68をマークし、2位で表彰台に立った。

特別表彰 陸上女子800・福田翔子(松江北)

日本陸上選手権女子800メートルで高校生として17年ぶりの優勝を果たした福田翔子(松江北高、左)=2016年6月26日、名古屋市パロマ瑞穂スタジアム

17年ぶり日本一

 陸上女子800メートルで高校生の優勝は17年ぶり。16年6月26日、名古屋市で行われた日本選手権で大学生、社会人を引き離し、2分5秒92でゴールに飛び込んだ。前日、予選で高校日本歴代4位の2分5秒02をマーク。決勝で更新はならなかったが、山陰記録でもあった大会前の自己ベスト2分7秒21から大きく飛躍した。

 持ち前のバネを生かした走りで、全国高校総体(8月1日)ではさらに高校日本歴代2位、ジュニア日本歴代4位の2分4秒29と伸ばし、貫禄勝ち。東京五輪を視野に捉えるホープだ。

カヌー男子・出雲農林
      奥井恭平、長島啓人
      中尾一稀、石原起人
  陸上男子110障害
         勝田 築(開星)
全国で表彰台を連発   走るたびに記録更新
 
全国高校総体カヌースプリント男子カナディアンフォア200メートルで県勢過去最高の準優勝に輝いた出雲農林クルー。右から奥井恭平、石原起人、中尾一稀、長島啓人=2016年8月12日、中山湖特設カヌー競技場 全国高校総体陸上男子110メートル障害で準優勝した勝田築(開星)=2016年8月2日、岡山市シティライトスタジアム


剣道女子・大社   ラグビー女子・石見智翠館
県勢最高 選抜準優勝     大会4連覇偉業達成
 
全国高校剣道選抜大会女子団体で男女を通じて県勢過去最高の準優勝に輝いた大社のメンバーら=2016年3月28日、愛知県春日井市総合体育館 全国高校選抜女子セブンズラグビー大会4連覇を果たした石見智翠館のメンバー=2016年4月5日、埼玉県熊谷ラグビー場
重量挙げ女子
      北村優果(出雲農林)
なぎなた女子個人
       高田 彩(出雲北陵)
全日本で堂々準優勝 自在の攻め頂点立つ
 
2016年11月の全日本女子選抜重量挙げ選手権高校の部63キロ級スナッチ2位の北村優果(出雲農林)=出雲農林高(写真は練習時)    全国高校なぎなた選抜大会女子個人で優勝した高田彩(出雲北陵)=2016年3月21日、伊丹スポーツセンター体育館
競泳男子50自由形
         常松武朗(平田)
柔道女子
      黒崎美紅(平田)
県高校新の力泳2位     得意の攻め“銀”獲得
 
岩手国体の競泳少年男子B50メートル自由形で準優勝に輝き、表彰台に立つ常松武朗(平田)=2016年9月10日、盛岡市立総合プール
2016年3月の全国高校柔道選手権女子48キロ級準優勝の黒崎美紅(平田)

ゴルフ女子・浜崎未来(宍道)  
男女を通じ県勢初V    
2016年8月の全国高校ゴルフ選手権で女子個人優勝を果たした浜崎未来(宍道)=玉造温泉CC(写真は練習時)
 

<中学>

 8月の全国中学校体育大会(全中)の競泳女子400メートルリレーで湖南水泳部女子が中国中学新の4分0秒36をマークし、競泳男女の全種目を通じて県勢初の2連覇を果たした。前年優勝経験者の石飛咲良、菅田玲亜、吉田愛美に、北村静葉を加えたメンバー。アンカー勝負となる激戦で、吉田が2番手から逆転した。優勝タイムは前年を0秒11上回った。

 全中の卓球男子団体で出雲北陵男子卓球部は準優勝。シングルスで先勝した愛知工大付との決勝は1-3で逆転負けしたものの、5度目の出場で県勢過去最高成績を収めた。

 ホッケーの全日本中学生選手権では横田男子が準優勝。決勝は今市(栃木)にシュートアウトの末の惜敗で07年以来の優勝は逃したが、力を出し切った。

 また、仁多男子を加えた島根県選抜は、2連覇を狙った全日本中学生都道府県対抗11人制選手権(11月)で、重圧とも戦いながら堂々の準優勝となった。

 個人競技・種目では、全中の陸上女子100メートル障害で長﨑さゆり(大社)が県勢28年ぶりの優勝を果たした。決勝はただ一人13秒台の13秒91。前日の予選でも中学山陰新の13秒81をマークしており、安定感は抜群だった。10月のジュニアオリンピック大会A女子(3年)の100メートルユース障害も制した。

 全中ではソフトテニス男子の津田知紀(ともあき)、高木智也ペア(松江四)も県勢14年ぶり2度目の頂点。柔道女子44キロ級の槙原未来(松江四)は得意の足技で県勢女子8年ぶり3度目の準優勝に輝いた。

 競泳の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会(3月)13~14歳男子100メートルバタフライで、江角真叶(まなと)(出雲一)は2位と0・02秒差の激戦を制して優勝。陸上のジュニアオリンピック大会(10月)で女子走り幅跳びB女子(2年)の宮田星乃(大社)は中学山陰新の5メートル73で優勝し、男子砲丸投げB男子(2年)の長岡雅飛(益田東)は自己ベストの16メートル17で2位となった。

競泳女子400リレー・湖南   卓球男子・出雲北陵
中国中学新で2連覇   島根県勢初の準優勝
全国中学校体育大会水泳・競泳女子400メートルリレーで中国中学新の4分0秒36をマークし2連覇を達成した湖南のメンバー。左から石飛咲良、菅田玲亜、北村静葉、吉田愛美=2016年8月18日、新潟県長岡市ダイエープロビスフェニックスプール
全国中学校体育大会の卓球男子団体準優勝に輝いた出雲北陵のメンバー=2016年8月23日(石川県能登町の宿舎で)


ホッケー男子・島根選抜   ホッケー男子・横田
重圧はねのけ表彰台   力を出し切り準優勝
 
全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権男子準優勝に輝いた島根選抜メンバー=2016年11月13日、福井県立ホッケー場 全日本中学生ホッケー選手権男子準優勝に輝いた横田のメンバー=2016年8月22日、秋田県羽後町多目的運動広場
陸上女子100障害
        長﨑さゆり(大社)
  ソフトテニス男子
 津田知紀・高木智也組(松江四)
県勢28年ぶりの快挙   呼吸合わせ栄冠輝く
 
2016年8月の全国中学校体育大会の陸上女子100メートル障害で県勢28年ぶりの優勝を果たした長﨑さゆり(大社)=県立浜山公園(写真は練習時) 全国中学校体育大会のソフトテニス男子個人で県勢14年ぶりの優勝に輝いた高木智也(左)、津田知紀の松江四ペア=2016年8月23日、石川県立能都健民テニスコート
陸上男子砲丸投げ
        長岡雅飛(益田東)
  陸上女子走り幅跳び
        宮田星乃(大社)
迫力投てきで自己新   中学山陰新をマーク
 
2016年10月のジュニアオリンピック陸上のB男子砲丸投げで準優勝した長岡雅飛(益田東)=益田東中(写真は練習時) 2016年10月のジュニアオリンピック陸上のB女子走り幅跳びで中学山陰新の5メートル73をマークし優勝した宮田星乃(大社)
競泳男子100バタ
      江角真叶(出雲一)
  柔道女子
       槙原未来(松江四)
激戦制して頂点立つ   得意の足技強敵撃破
 
2016年3月の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会・競泳13~14歳男子100メートルバタフライで優勝した江角真叶(出雲一) 2016年8月の全国中学校体育大会の柔道女子個人44キロ級で準優勝に輝いた槙原未来(松江四)

第28回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 選考委員(順不同)

島根大学名誉教授 久保田康毅氏
島根県教育委員会保健体育課長 佐藤 正範氏
島根県体育協会専務理事 下岡 博司氏
島根県スポーツ推進委員協議会会長 森本 敏雄氏
島根県高等学校体育連盟会長 長野  博氏
島根県中学校体育連盟会長 岩田  靖氏