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 明窓 :  沖縄と2千円札
 沖縄が本土に復帰して45年が過ぎた。ただ、米軍基地を巡る苦悩は、いまだに出口が見えない。かつては、その苦悩に寄り添った政治家がいた。官房長官時代に今の元号を発表した故小渕恵三元首相もその一人▼日本でのサミット地方開催は2000年7月の沖縄が最初。小渕さんの強い思い入れで実現し「英断」とされたが、本人は3カ月前に倒れて他界。出席できなかった。守礼門を描いた2千円札が発行されたのもこの時だ▼小渕さんが沖縄にこだわったのは学生の時から何度も訪れ、遺骨収集もした経験があったからだという。大学は違うが、先代の故田部長右衛門さんは「沖縄問題研究会」というサークルを通じ当時から親交があり、山陰中央テレビの社長時代、日経新聞の「交遊抄」に思い出を綴(つづ)っている▼小渕さんと数回、沖縄を訪れた田部さんは、その中で<「現地の犠牲を遠い東京で議論しているだけでいいのか。地元で学び、痛みを肌で感じないとだめだ」と口癖のように言っていた>と振り返っている。学生時代の小渕さんの思いが伝わるようだ▼「パフォーマンスは得意でなかった」と田部さんが評したように、小渕さんは「凡人」「冷めたピザ」と揶揄(やゆ)されたこともあったが、政治家として芯となる考えがあったのだと思う▼小渕さんが亡くなった後、使い勝手が悪い2千円札は敬遠され、やがて新規発行は停止。紙幣の中で「辛(つら)い」扱いが続く。それは今の政府や本土の我々が沖縄問題に向き合う姿勢と重なって見える。(己)

('17/05/17 無断転載禁止)

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