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こだわりのマイホームHOMe No.13住宅情報紙HOMeホーム

山陰中央新報発行の島根・鳥取の住宅情報紙HOMe No.13

こだわりのマイホーム

子どもの健康に配慮した快適環境住宅

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 松江市郊外の住宅地に昨年春、念願のマイホームを新築した会社員のSさん(41)。

 島根県産の木材をふんだんに使った和風の二階建て、木の材質をそのまま生かし、室内の木調も鮮やか。

 ご主人は「家族に合わせた要望をしっかり取り入れてもらった」と、快適暮らしに、満足感いっぱい。“子どもたちの健康第一”をコンセプトにした住宅を紹介する。

 夫婦二人に、やんちゃ盛りの7歳と2歳の男児の四人家族。これまで住んでいたアパート暮らしでの悩みは、子どもたちのアトピー症状。かいた後から出血、包帯で巻いた姿を見るにつけ、何とかしてやりたいと思い続けていた。

 だからSさんの新築に当たっての最大の条件は、「シックハウス症候群のない家」だった。建材の接着剤や防腐剤などによる室内空気汚染が原因とされるシックハウスを回避した家・というコンセプト。その課題をクリアしたのが今の住宅だった。

 数年前からマイホームを意識しだして、住宅展巡りをしてみたが、展示場によっては家に入るなり、子どもたちがかゆみや、頭痛を訴えるようなこともあったという。ところが、二、三社の展示場では、子どもたちは、かゆさを訴えることもなく、元気いっぱい。「敏感な子どもたちは、シックハウスの感知器のようだった」とSさん。

 敷地面積は238平方メートルで、住宅(延べ床面積151平方メートル)の室内は、1階が十七・五畳のLDKに八畳和室、2階が寝室、書斎、クローゼットにロフト付きの子ども部屋2室など。1階の中心部には丸杉の通し柱が2階の吹き抜けまで突き抜ける。土台はヒノキ、梁(はり)は松材、床には無垢(むく)の杉材を使用。和室の間仕切りとなるガラスの引き戸や物入れなどにも杉の横板を使い、明るい光が差し込む落ち着いた雰囲気で、和の感覚にあふれている。

 最大のポイントになったのが壁材。薄い白色を基調にした塗り壁は、シックハウスの原因と言われるホルムアルデヒドを吸収分解するとされ、調湿性や断熱性にも優れた天然素材の珪(けい)藻土仕上げを採用。断熱材には、古紙の繊維を使用し、調湿性に優れた自然素材(セルロースファイバー)が使われている。壁のクロス張りは極力除き、一部天井部分に使用しただけだ。

 台所は、奥さまの希望を取り入れたアイランドキッチン。調理器具や冷蔵庫などを置いてもスペースはゆったり。目の前の食卓テーブルに料理を差し出せば、家族そろっての食事も手軽にできる。床暖房も入って足元も暖かく、一家だんらんの場となっている。

 他のこだわりとしては、1階の軒先を規定のものに比べ2倍近く伸ばし、ウッドデッキ(幅1・4メートル、長さ6・8メートル)の利便性を増したほか、玄関の位置は東南に配した。また、居室の窓はペアガラスを採用。北側にも窓を作り、断熱性ばかりでなく通気性にも配慮を施した。一方で、1階はリビングと廊下、和室を一体のものととらえ、通気性の確保に心を配っている。

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