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山陰中央新報発行の島根・鳥取の住宅情報紙HOMe No.13

太陽光発電システム

太陽光発電導入のチャンス / 国の補助、自治体も独自制度

太陽光発電システム(1)
売電メーターと買電メーター

 太陽光発電システムの導入に今、追い風が吹いている。国がCO2削減と経済対策を目的に、システムの導入を対象に補助金を交付、独自の補助施策を実施する自治体もあり、導入促進の動きが加速している。さらに、余剰電力の買い取り価格について、現行の1kW時約24~25円を、2010年度には2倍に引き上げる方針で検討されている。CO2を排出しないクリーンエネルギーで、電気代も削減できる太陽光発電システムを導入するなら、今が絶好の機会といえそうだ。

 国は、2005年度で打ち切っていた太陽光発電システム導入を対象にした補助制度を、CO2削減と経済対策を目的に08年度補正予算で復活させた。09年度は総額約200億5000万円の予算規模で引き続き実施している。

 補助金額は出力1kW当たり7万円で、09年4月1日から受付を開始している。期間は10年1月29日まで。

 また山陰両県の自治体でも、独自の補助制度を設けている。島根県内では松江市と雲南市、吉賀町で、補助金額は1kW当たり松江市9万2500円、雲南市2万2500円、吉賀町1万5000円で、上限は各3kW。

 鳥取県内は鳥取、倉吉の両市と湯梨浜、琴浦、北栄、大山、南部、日南の六町。補助金額は1kW当たり2~7万円で、上限は各4kW。

 ただし、自治体によっては申請期間、件数を限定しているところもある。

 自治体独自の補助は、国の補助制度と併せて活用できる。国の経済対策を受ける形で、倉吉市や南部町は今年度から制度を導入。松江市は補助金額を従来の2万2500円から大幅アップし、施工業者を市内の業者に限定している。松江市の担当者は「この機会にクリーンな太陽光発電が普及してほしい」と導入を呼び掛けている。

光熱費削減効果13万円「お日さまに感謝の毎日」

太陽光発電システム(2)
左)日当たりがよく、発電も順調な浜田市金城町の岩井さん方。
右)室内に設置する電力モニター。消費電力量や発電量が毎日チェックできる。

 自然エネルギーの活用に以前から関心があった浜田市金城町の岩井さん。自宅の屋根スペースの有効利用を考え、奥さんを説得して、2007年4月に太陽光発電システムを導入した。

 導入費用に約200万円かかったが、夫婦と子ども二人の四人家族による1カ月の電気代は、導入前は約1万5000円(月平均)だったのが、導入による自家発電分や余剰電力の売電分を差し引きすると、約4000円(同)に低減。年間を通すと約13万円の削減効果があったという。

 昨年8月には売電が買電を約4500円上回るなど、電気代を支払っても余りが出る月もあり、これから売電単価が上がれば、今後10年で導入費用をペイできる見込みだ。

 説得された奥さんは、今では光熱費削減はもちろん、毎日の発電が楽しみで「お日様に感謝する毎日です」と笑う。家計だけでなく、環境にも優しい生活に、家族そろって充実感を覚えている。

発電量チェック楽しみ「頑張ってくれている」

太陽光発電システム(3)
左)2階の屋根部分にパネルを設置した都間さん方。
右)「液晶モニターで発電量を確認するのが楽しみ」と話す都間さん。

 雲南市三刀屋町の都間由正さん(77)は、2006年12月に太陽光発電システムを自宅に導入以来、発電量を毎日欠かさず、カレンダーに記録するのが楽しみ。「天気がいいと発電量も多く『頑張ってくれているな』と思う」と笑顔を見せる。

 都間さんは妻、トメ子さん(77)と二人暮らし。同システムの導入までは電気のほかにガスや灯油など、さまざまなエネルギーを使っていたが、知り合いのセールスマンの勧めで、オール電化とセットで導入を決めた。

 自宅の廊下に設置された液晶モニターには、日時や天気に加え、その日ごとの発電量や、発電の積算量なども表示され、同システムの〝活躍ぶり〟がひと目で分かる。天候にも左右されるが、都間さん方では、春先と秋口の発電量が多いという。

 気になる光熱費は、導入前は、合計で年額約16万円もかかったが、導入後は売電料が買電料を上回る月が7カ月もあり、年額わずか約2000円に。光熱費の大幅な低減に、トメ子さんも喜びの表情だ。灯油の入れ替えなどの面倒もなくなり、夫婦で快適な太陽光発電生活を送っている。

環境に優しい快適生活

太陽光発電システム(4)

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