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経産省「省エネ大賞」人材部門で経産大臣賞/冨田安夫氏インタビュー/地方にも広がる省エネ対策/アドバイザーは自発的に学習を

 島根県内でのエコアドバイザーとしての取り組みが評価され、(株)山武(東京都)のビルシステムカンパニー中四国支店(広島市)に所属する冨田安夫氏が、経済産業省資源エネルギー庁の「2009年度省エネ大賞」人材部門で最上位の経済産業大臣賞を受賞した。冨田氏に受賞の感想、島根県内での取り組みなどについて聞いた。

─島根県内の中小企業を対象に省エネ診断を行うほか、県地球温暖化対策協議会などが主催する「省エネエコアドバイザー育成セミナー」で講師を務めるなど、積極的な省エネ支援の取り組みが高い評価を受けた。受賞の感想は。

「地球温暖化対策で国内のエネルギー問題が議論される中、今後、重要な役割を担うのは、エネルギー使用量の比重が高い中小企業や家庭を中心とした民生部門の対応。これまでの受賞者は中央の大企業関係者が多かったが、地方の中小企業に対する活動に、目が向けられた結果だろう。私自身は飛び抜けたことをやってきたわけではない。活動のステージを与えてくれた島根県の関係者や、島根に送り出してくれる会社(山武)に感謝したい」

─島根とのかかわりは。

「06年に島根県庁の省エネ診断を行った際、既存設備の運用を改善することで光熱費などが低減できると提案したことを評価してもらったのが始まり。県の担当者から島根県中小企業団体中央会を紹介してもらい、中小企業の省エネ診断を行うようになった。年間80日は島根に来ており、大半の市町村を回った。私が『島根のために』と思ったのも、中小企業の省エネ対策を進めたい、という関係者の熱意に押されたから。こうした熱意が、今回の受賞につながったのだろう」

─昨年11月から3月17日まで同中央会などが開いた省エネエコアドバイザー育成セミナーで講師を務めた。

「島根県内では省エネ診断ができる人材が限られているため、新たにアドバイザーを育成するのが狙い。県内の企業や事業所から応募があった14人が参加し、だれ一人欠けることなく熱心に勉強してくれた。ただ、アドバイザーの仕事は省エネ診断だけでなく、多岐にわたっており、月に1、2回のセミナーだけでは時間が足りない。参加者にはもっと自発的な学習をしてほしい」

─省エネ診断以外の仕事とは。

「中小企業からは、安全対策や公害対策など、さまざまなことが求められる。昨年6月、山口県内のホテルで、地下のボイラーからつながる排気用の煙突上部にふたが設置され、一酸化炭素がホテル内に流入し、修学旅行に同行したカメラマンが亡くなる事故があったが、私が省エネ診断をしていたら、そんな事故は起きなかった。企業側のうっかりミスをなくすのもアドバイザーの仕事。アドバイザーを増やすためにも、行政や関係機関の支援が必要だ」

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