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出雲産スギ使った木造住宅普及目指す/協同組合・出雲の木の家/来年度モデル住宅建築も

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若齢木が目立つスギの林。構造材に使える大径木が少なく、住宅需要に応えられないのが課題になっている=出雲市内

 出雲地域のスギ材を有効活用した木造住宅を普及させようと、林業、製材から建築まで関係業者が一体となり、地元産材の流通システム構築に動きだした。構造材となる大径木に限りがあるため、間伐材を使った代替工法の開発に着手。低コストで長期優良住宅にも対応した「出雲型現代住宅」の建築を目指す。

 中心となって取り組むのは、出雲市、斐川町の木材、製材業19社でつくる協同組合・出雲の木の家。木材の需要側である設計事務所や工務店と連携を図るため、昨年5月に「山の環境と里の景観研究会」を設立。行政を含めた関係者約30人で勉強会を重ねてきた。

 県内には樹齢40~50年の若齢スギが多く、梁(はり)などの太い構造材の確保が難しい実態があり、勉強会で対応策を議論。間伐材2本を重ね合わせて構造材とする重ね梁工法の開発に取り組むことで一致した。

 同工法には1本の太い無垢(むく)材を使用するより、コストを3割程度下げられるメリットもある。強度試験は島根県中山間地域研究センターに委託する。

 重ね梁の試作開発をはじめ、部材の規格化など流通システムの構築に向けた取り組みは事業費約1千万円。国土交通省の地域木材住宅市場活性化推進事業に申請した。

 同協同組合の代表で、藤原木材産業の藤原徹社長は「これまでは地元産材の利用促進に対する需給間のギャップがあった。川上から川下までが連携することに意義がある」と強調。来年度には同工法のモデルハウスを建築する考えを示した。

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