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大田産材活用しモデル住宅/伝統工法ベースに新技術も/建築職人グループ「石州素舞流」

大田産材活用しモデル住宅/伝統工法ベースに新技術も/建築職人グループ「石州素舞流」
石州素舞流が建築した「おおだの家」=大田市長久町開放感のある小屋組構造

 大田市の建築職人グループ「石州素舞流(すまいる)」(代表・杉本忠義杉本建築設計事務所代表)が、同市長久町に地場産の建材と技術を結集させたモデルハウス「おおだの家」を完成させた。匠(たくみ)の技を駆使した伝統工法をベースに、地元業者が開発した耐震補強の新技術も採用。地場産業の活性化を目指し、こだわりの住居としてPRする。

 同グループは地場産材の活用促進を目的として2002年に発足。設計、建築、建材、木材など15事業所・組合が加盟している。

 モデルハウスは木造2階建て127平方メートル。主体工事費約2千万円のうち、国土交通省の補助金を一部活用した。

 開放感のある小屋組構造で、梁(はり)は直径30~40センチの松、柱はヒノキ、板材は温かみのある杉など大田市を中心とした県産木材を全てに利用。屋根は石州瓦で、規格外瓦を再利用した舗装材も使用した。この他、玄関土間には福光石、床下の調湿材にゼオライト、温泉津焼の手洗い鉢など地元産材をふんだんに盛り込んでいる。

 細く割った竹を編んだ「竹子舞」の土壁など伝統工法にこだわる一方、新しい建築技術も積極的に取り入れた。台風や地震に強い、瓦屋根を軽量化する瓦葺(ぶき)工法や補強金具の自動締め付けボルトといった地元業者が開発した特許技術を採用し、技術力のPRにも一役買う。

 同グループのメンバーで、建築工事を請け負った(有)森下コンストラクター(大田市祖式町)の森下孝明社長は、伝統の家造りの人材育成も掲げ、棟りょうに若手を登用。「地元大田の産材を使い、これだけエコで健康な家ができたことを、多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 見学会は随時開催。問い合わせは石州素舞流事務局(大田商工会議所内)、TEL0854(82)0765。

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