住宅関連情報

09/10/19住宅関連情報住まいの情報ホーム

住宅に関する情報をご紹介します。

天井用調湿木炭「炭八」一戸建て住宅にも施工/出雲土建が特約店販売開始

 出雲土建(出雲市知井宮町、石飛裕司社長)は、子会社で製造販売する天井用調湿木炭「炭八」の工務店向け販売を開始する。天井用はこれまで賃貸マンション「炭の家」など自社 で建設する建物に限り扱ってきたが、新たに特約店契約により一戸建て住宅などにも施工できるようにし、販路拡大を図る。

 「炭八」は、廃木材を独自製法により炭化処理した製品で、子会社の出雲カーボン(出雲市下古志町)が2002年に発売した。

 04年からは天井裏に「炭八」を敷設した賃貸マンション「炭の家」の販売を開始。島根大学との共同研究で、上階から下階に伝わる音を低減する防音効果のほか、冬場の暖房停 止2時間後の天井温度が通常のマンションに比べ3~4度高く、梅雨時期の室内湿度が7~10%低いことなどが確認された。また、アトピー性皮膚炎や小児ぜんそくの症状改善に 有効との研究結果も報告されており、実際に出雲市内の入居者の母親(30)は「子どものぜんそくがよくなった」と炭八の驚きの効果を実感する。

 こうした評判は口コミで広がり、出雲市、斐川町エリアで建設した22棟(357戸)は、入居待ちが出るほどの人気ぶり。同社には「(一軒家の)実家にも施工してもらえない か」との声も寄せられ、販売拡大には戸建て住宅市場の開拓が必要と判断した。

 戸建て向けの商品は、防音よりも蓄断熱、除湿効果を発揮させるため、木炭チップのサイズをマンション用よりも大きくしたほか、木造住宅にも耐えられるよう1袋当たりの重量 を削減。単価も2~3割下げた。

 販売方法は、天井面に通気性をとる工法が必要となるため特約店制とし、まずは県内業者を対象に十数社を募集する。既に出雲市内の工務店が第1号店に決まっており、初の物件 に着工している。

 石飛社長は「冬暖かく夏涼しい『炭八』の住宅は、冷暖房費を抑えることができ、エコ対策にもなる。住宅不況と言われる中でも、リフォーム需要を含めて工務店の差別化やセー ルスポイントになるはず」と強調。住宅だけでなく、高齢者施設や保育園などにも広げていきたい考えだ。発売1年目は売り上げ10%増の3万袋(約60軒分)、来年5月の本年 度決算では同製品の売り上げ1億4千万円を目指すとしている。

('09/10/19 無断転載禁止)

一覧

ページの先頭