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| 記者会見で来年の知事選への不出馬を表明する鳥取県の片山善博知事=25日午前、鳥取県庁 |
鳥取県の片山善博知事(55)が25日、定例会見で、自らの進退に関し「10年が限度。やりすぎるよりは一歩手前で辞めた方がいい」と述べ、来春の同県知事選に出馬せず、今期限りの引退を表明した。地方分権の推進と地域の自立を掲げた「改革派知事」のかじ取りは、2期8年で幕を閉じる。
不出馬の理由は一つではないとしながら「支持が得られれば、あと1期も可能だが、10年を超える後半、元気が出なくなる予感もする」と説明。組織のトップに長く居続けることへの弊害も指摘し、多選禁止の仕組みの必要性も指摘した。
改革手腕に対する評価を自認する半面「就任当初に比べ、あまり理解してもらえなくなった」と、県議会などで手法への異論があったことも一因に挙げた。
引退後については「まったくの白紙」と答え、次期知事選での後継指名は「指名するぐらいなら自分でやる」と否定した。
同県知事選をめぐっては、県民の間で片山知事の3選出馬を有力視する見方が強く、各政党も去就を見守っていたことから、選挙まで残り3カ月になっても、新人の出馬表明や候補擁立の動きはなかった。
不出馬表明を受け自民、民主、共産各党が人選に着手した。片山知事の後援会組織も後継擁立を検討する。
片山知事は東大法学部を卒業後、自治省(現総務省)に入省。鳥取県総務部長、同省府県税課長を務め、1999年の知事選で初当選。再選を目指した前回2003年は政党の推薦を受けず、全国で21年ぶりとなる無投票当選を果たした。
在任中は行財政改革のほか、2000年の鳥取県西部地震で、全国で初めて個人の住宅再建のため公的支援するなど、中央集権的な国の手法を批判し、分権自治のモデル県づくりに取り組んだ。
片山善博氏の略歴 元自治省府県税課長。1992年から95年まで鳥取県総務部長。99年の知事選に初当選し、2003年に無投票で再選を果たした。岡山県出身。鳥取市東町1丁目。東大法卒。
('06/12/26 無断転載禁止)
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