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 なるほど!石見銀山 :  世界に知られた銀山(1)欧州古地図が「価値」証明
テイセラ日本図の山陰部分。石見の位置に「Hivami」(石見)とラテン語で「Argenti fodinae」(銀鉱山)と書かれている=島根県所蔵
 多田房明(世界遺産をめざす会理事)

 石見銀山遺跡の歴史的価値は大航海時代、生産された大量の銀が東洋と西洋を結びつけた点にある。その証拠が、ヨーロッパの古地図に石見銀山が記されている事実だ。これまでの研究から、30点以上の古地図に記載されていることが明らかとなった。

 日本が描かれた最も早い時期の地図が、ポルトガル人の地図制作者バルトロメウ・ヴェーリュの手による世界図だ。1561年にリスボンで制作され、日本の位置に「銀鉱山」という表記が初めて登場する。

 1568年にポルトガル人フェルナン・ヴァス・ドラードが作った日本図では、伯耆、出雲の国名に並んで、石見の位置に「銀鉱山群王国」と記載。伯耆の隣にも「銀金山群王国」と記されており、生野銀山と推定される。当時のポルトガル人が、日本国内の地名を正確に把握していた事実に驚かされる。

 ところで、これらの地図は、羊皮紙に手書きされた一点物の海図である。大航海時代、海図は国家の機密文書であり、王族や商人など、限られた一部の人しか見ることはできなかった。

 ポルトガルに独占されていた石見銀山に関する情報が、広くヨーロッパ各国に知れ渡った事実を示す地図が、1595年にアントワープ(ベルギー)で銅板印刷されたテイセラ作日本図だ。印刷物であるため複数現存しており、各地の資料館でご覧になった方も多いだろう。

 1600年、オランダ商船リーフデ号が、豊後(大分県)に漂着。船に積まれていたのが「南洋針路図」だ。この地図には、石見沖の日本海にポルトガル語で銀鉱山群と記載されている。リーフデ号はポルトガルの地図情報が漏れて作成された海図を使い、日本に銀を求めてやって来たのだ。

 徳川家康は、乗船していたオランダ人ヤン・ヨーステン(耶揚子)とイギリス人ウイリアム・アダムス(三浦按針)を幕府の外交顧問に迎える。その後、キリスト教布教と貿易を切り離すオランダが、日本との貿易を独占することとなった。

 ヨーロッパで制作された当時の古地図は、あらためて石見銀山の存在の大きさをわたしたちに教えてくれる。

('07/07/18 無断転載禁止)

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