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 石見のお宝紹介 :  (87)学舎のイロハモミジ(美郷)
旧沢谷小学校(現・沢谷交流センター)の敷地内にある「学舎のイロハモミジ」(資料)
地域見守り続ける大樹

 美郷町九日市の旧沢谷小学校(現・沢谷交流センター)の敷地内に、樹齢150年を超える大樹がある。県指定の天然記念物「学舎(がくしゃ)のイロハモミジ」で、長年にわたり、学校で学んだり、遊んだりする子どもたちを見守ってきた。学校を巣立った大勢の卒業生の思い出の木であるとともに、運動会など地域行事でこの木の下に集う住民を今なお、見守り続けている。

 イロハモミジは高さ10メートル、幹回り3・1メートル、枝張りは南北、東西ともに18・2メートル。幹は太くてたくましく、枝は傘のように四方に広がり、見る人を圧倒する。秋には、枝いっぱいに真っ赤な葉を付け、見事な風景をつくり出している。

 県指定は2013年4月。イロハモミジがある沢谷地域にはサクラとカツラの巨樹もあり、3本を生かして地域おこしをしようと、沢谷地域連合自治会が県などに働き掛け、3本同時に指定された。

 13年5月には同交流センターで、県指定をアピールする景観講演会を開催したほか、秋の紅葉シーズンにはライトアップして見物人を楽しませるなど、地域挙げて保護活動や活用に取り組んでいる。

 県森林インストラクターで同連合自治会地域振興部長の藤原修治さん(62)は「このイロハモミジには人を引きつける力がある」と強調。「木の下での同窓会開催を呼び掛けたり、苗木を卒業生に贈ってUターンにつなげたりするなど、まだまだ活用策はある。地域のシンボルとして守り続けるとともに、地域活性化に向けた知恵を出していきたい」と話した。

('17/02/16 無断転載禁止)

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