広島県が新年度から、観光振興策を底上げする。これまで、自動車や鉄鋼といった重厚長大分野にウエートを置いてきた同県の産業政策だが、知事の交代や輸出産業の低迷といった環境変化で、観光に光があてられているためだ。新年度は、瀬戸内に点在する観光資源を連携し、国内外の旅行者を誘致する「瀬戸内 海の道1兆円構想」を始動させる一方、高い潜在需要が見込める中国をはじめとした海外の観光客誘致を推進するため、山陰両県を含む隣県との協力関係も深化させる。(3月16日号)