(11)シラサギ 羽毛輝かせ田園飛翔

 水田が一面に広がる松江市の湖北平野。舞い降りたシラサギがふいにはばたき、グリーンのじゅうたんから飛び立った。

 シラサギはダイサギ、チュウサギ、コサギなど白いサギの総称。県内どこでも姿が見られる。大社町の「鷺浦」や、津和野の「鷺舞」など、地名や伝統芸能にサギの名が残っていることから、人々の生活に深く溶け込んでいることがうかがえる。

 この季節はアオサギ、アマサギなどほかのサギの仲間やカルガモも水田でのんびり餌をついばみ、梅雨の風情に彩りを添えている。

 その中で純白の羽毛を輝かせ、すらりと伸びた足で優雅なしぐさを見せるシラサギの姿はひと際目立つ。

 五、六羽の群れで田園を移動するシラサギにレンズを向ける。こちらの行為に気付いたのか、大きく羽を広げ舞い上がった。カメラで迫った。首をまるめ、別の田に舞い降りた後も、シラサギの美しい振る舞いはいつまでも続いた。(写真と文は、報道部・小滝達也)
純白の羽を広げ、優雅な姿を見せるシラサギ=松江市西浜佐陀町

2004年7月6日 無断転載禁止