(19)トビ 素早く餌奪う迫力の雄姿

 軒下にあった餌を見つけたトビ(鳶)が、真っ逆さまに舞い降りた。「バタ、バタ、バタ」。餌をくわえると羽を大きく羽ばたかせ、あっという間に飛び去った-。身近な存在として広く知られているトビだが、目の前で見る姿は迫力がある。

 トビは日本全国どこにでもすむ留鳥。特徴的な尾は三味線のばちのようで中央がへこんでいる。間近で見ると意外と大きく、風ぼうは凛(りん)として、タカの雄姿を連想させる。

 獲物を捕獲して食べることは少なく、死んだ魚などを食べることが多いという。「トンビに油揚げをさらわれた」ということわざがあるのは、こうした習性からかもしれない。

 「ピーヒョロロ」。上空で円を描いて旋回する姿はのどかな印象を与えるが、狙った餌を仕留める素早さは野生そのものだ。

(報道部・小滝達也)
勢いよく舞い降り、瞬く間に餌を奪うトビ=松江市西長江町

2005年4月26日 無断転載禁止