(21)ヒヨドリ 木から木へせわしなく

 好天に恵まれた五月上旬。松江市内の野山を散策すると、木の上でおなじみのヒヨドリが、名前の由来となった「ヒーヨッ、ヒーヨッ」という甲高い鳴き声を発していた。

 ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科でスズメよりやや大きい。全身がグレーで尾は長く、スマートな体形。頭の羽毛は体に比べると長めで、時々ピンと立つ。目の横と翼の裏が茶色で、胸の白い斑点が特徴。

 木の実、昆虫、花の蜜(みつ)、果実など何でも食べる。花も大好物で桜や梅、ツバキの花びらにくちばしを差し込み、蜜を吸う。桜の花を大量に落とすこともあり、人にとっては迷惑な鳥でもある。

 木から木へせわしなく飛び回り、忙しく動き回るヒヨドリ。そして、こちらに気付いてなのか、広葉樹のてっぺん付近でいったん静止した。すぐさま飛び立ったが、すらっとした体形が印象的だった。

 (報道部・小滝達也)

木の上で羽を休めるヒヨドリ。すらりとした姿が印象的=松江市秋鹿町

2005年5月17日 無断転載禁止