(25)ツバメ 鋭い鳴き声で餌ねだる

 ツバメが巣をつくっているコンビニエンスストア(松江市西長江町)の軒下に足を運んでみた。見るたびに大きくなっているひなの姿がほほ笑ましい。

 ツバメは十五年ぐらい前から毎年巣をつくり、今年も五月上旬にやってきた。巣は数カ所あり、次々に子育てが始まっている。

 頼りなさそうだった生まれたばかりのひなも、日に日に成長し、餌をねだる鳴き声がけたたましくなった。約三週間で巣立っていくという。

 ツバメは、スズメ目、ツバメ科。体長は一七センチ。額とのどが赤茶色で、背中部分は黒、腹は白い。よく知っているつもりだったが、意外にカラフルだ。

 民家など人が生活するところに巣をつくるのは、カラスなどの天敵から身を守るためといわれ、ツバメにとり、われわれ人間はありがたい「警備員」という訳だ。

 日本で生まれた若ツバメは夏から秋にかけて大きな群れをつくり、アシ原などに数万羽でねぐらをつくる。いわば旅立ち前の準備期間で、一斉に飛び立つ姿は実に壮観だという。

 そして、秋が深まるころフィリピン、台湾、ベトナムなど暖かな東南アジアに旅立っていく。  
親鳥を待ち構えるひな。体は大きくなっても甘えん坊。運ばれてきた昆虫を夢中でねだっていた=松江市西長江町

2005年6月28日 無断転載禁止