(29)マガン 夕日を受け一斉に乱舞

 真っ赤な夕日に照らされた出雲平野。水田で羽を休めていたマガンの群れが突然舞い上がり、シルエットが浮かび上がった。

 マガンはカモ目カモ科。全長65センチから86センチで、体は灰褐色。「カハハン、カハハン」と、よく通る声で鳴き、水田で落ち穂などをついばむ。

 ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北極圏で繁殖。出雲平野には9月下旬ごろから姿を見せ始め、現在約1400羽が確認されている。来年2月ごろには約3000羽に膨れ上がるという。

 斐伊川河口の右岸付近。群れがバタバタと音を立て一斉に飛び立った。夕日を受けながら乱舞するマガンたち。ファインダー越しに深まりゆく秋を感じた。
浮かび上がるマガンの群れのシルエット。夕景に溶け込み躍動感に満ちあふれていた=島根県斐川町、出雲平野

2005年11月8日 無断転載禁止