(33)コハクチョウ バレエ「白鳥の湖」連想

2羽のコハクチョウが一斉に羽を広げた。重なった姿はダイナミック=写真はいずれも松江市浜佐田町
 「コォー、コッ、コッ」。冬の湖北平野(松江市)に響くコハクチョウの鳴き声。群れの前でしばらくたたずんでいると、薄日を受けながら別の群れも次々と舞い降りてきた。

 コハクチョウはカモ目、カモ科で、体長約120センチ。全身が真っ白で首が長く、オオハクチョウとよく似ている。違いといえば、体がやや小さいことと、くちばしの黄色い部分が狭く丸みがある点。晩秋に北極圏から飛来し、北海道から本州の湖沼、河川、内湾で越冬する。

 湖北平野には昨年11月上旬ごろから姿を見せ始め、現在は数百羽の大集団になっている。

大空を飛び回る。真っ白な体が美しい
 日中は田んぼで落ち穂などをついばむ。一見のんびりしているが、よく観察すると、2羽が向き合って顔を近づけ首をくねくねさせていたり、近づいてきた仲間をつついて追い払うなど、一羽一羽が個性的な動きを見せている。

 突然、2羽のコハクチョウがたてつづけに羽を大きく広げた。姿が重なった正面からのアングル。どことなくバレエの「白鳥の湖」を思い出した。

冬の日差しを浴びる。躍動感がみなぎる

2006年1月24日 無断転載禁止