「石見銀山体験講座」始まる

ガイドの案内で、大森町を歩く石見銀山体験講座の参加者ら=大田市大森町
 来夏、世界遺産に登録される石見銀山遺跡の魅力を全国の大学生らに知ってもらう石見銀山体験講座が16日、大田市内で始まり、参加者は同市大森町にある国の重要伝統的建造物群保存地区を見学し、同遺跡の歴史や文化に思いをはせた。

 世界遺産にふさわしい同遺跡の価値を、考古、歴史、地質学などを学ぶ大学生や大学院生らに体感してもらい、研究者を育成するのが目的。

 2泊3日の日程で、東京や京都の大学などから、22人が参加し、普段は未公開の銀山最大の坑道・大久保間歩も巡る。

 同町の町並み交流センターでの開講式で、同市石見銀山課の大国晴雄課長は「石見銀山遺跡は地味だが、奥が深い遺跡。しっかり価値を学んでほしい」と激励した。

 この後、石見銀山ガイドの会の吉岡寛さん(77)らの案内で、大森の町並みや国指定重要文化財の熊谷家住宅を見学。行政と住民一体で、景観重視の町づくりを進めてきた取り組みを学んだ。

 日本大学通信教育部で学ぶ浜田市出身の主婦、吉田聖子さん(25)=千葉県在住=は「戦国武将が銀山を争った攻防戦を卒論にまとめるため、参加した。銀の採掘跡などを見るのが楽しみ」と期待を膨らませた。

2006年9月17日 無断転載禁止