銀山街道尾道ルート 石見と出雲「境木」復元

石見と出雲との国境に復元した境木の説明を聞く式典参加者たち
 かつての石見銀山街道尾道ルートの石見と出雲との国境に位置する美郷町酒谷に、境木(さかいぎ)が復元され、1日、現地で地元の沢谷地域連合自治会などの関係者約40人が参加して完成記念式典があった。

 11自治会からなる同連合自治会が、同町の元気な集落づくり事業で380万円の交付金を受けて行った事業の一つ。境木を県道美郷飯南線の飯南町との町境に建てたほか、酒谷口番所跡の説明板を、境木より約500メートルほど美郷町側の同県道沿いの番所跡地に設置した。

 同連合自治会の坂東恒夫会長は「石見銀山遺跡の世界遺産登録と呼応して、地域の銀山街道の歴史を掘り起こし、活性化に努めたい」と話した。

 美郷町内の石見銀山街道尾道ルートは西から東へ、小松地から湯抱、粕渕を経て、江の川支流の沢谷川沿いに九日市、酒谷までの約28キロ。銀と銅は酒谷口番所を通り、境木のある国境を越えて出雲の赤名、さらに尾道を経由して、海路で大阪に運ばれたという。

2006年10月4日 無断転載禁止