隠岐高で本紙記者が派遣授業

隠岐高校で「記者の仕事」について語る山陰中央新報の伊藤英治隠岐支局長
 新聞を教育に活用するNIEの実践校になっている島根県隠岐の島町の隠岐高校で5日、記者派遣授業があった。山陰中央新報の伊藤英治・隠岐支局長(41)が自らの経験を基に隠岐の抱える課題、記者としてのスタンスについて語った。

 伊藤支局長は1、2年生230人を前に、医師不足が深刻化した隠岐病院の産婦人科問題の一連の報道に触れ「読者から『隠岐のマイナスイメージにつながるからやめて』との電話をいただき、自分自身考えさせられた」と、現場の苦労を紹介。

 その上で「地域の課題をいち早く報じ、世論を喚起することで問題の解決策が生まれてくるとの信念で記事を書いている。今回も多くのマスメディアが取り上げたことで、よりよい改善策が生まれたと信じている」と報道姿勢を説明した。

 編集者志望という1年生の安部由香さん(15)は「問題を美化せずに正直に課題を書くことが結果的に地域がよくなることにつながると思った。記者という仕事は大変だが魅力的な仕事と思う」と話した。

 6日は3年生普通科の47人を対象に朝日新聞の内屋敷敦・松江総局次長(38)が、記事、文章の書き方などについて話をする。

2006年10月6日 無断転載禁止

こども新聞