来年の石見銀山展 「丁銀」など270点運営骨子決まる

来年の「石見銀山展」で展示予定の「辻が花染丁字文胴服」
 来年七月の世界遺産登録を目指す大田市の石見銀山遺跡の価値を情報発信する特別展「石見銀山展」(仮称)の第二回実行委員会が十二日、出雲市大社町の古代出雲歴史博物館であった。開催期間を七月十四日から九月二十四日までに決め、石見銀山産の銀で鋳造した「御取納丁銀(おとりおさめちょうぎん)」などの展示を行うことになった。

 特別展は、県や大田市、山陰中央新報社など八団体でつくる実行委員会が同館と石見銀山資料館(大田市)の二会場で開催する。この日の委員会では、両会場共通前売り券を千円(一般)とし、期間中の交通渋滞緩和のため、JR出雲市駅と同大田市駅を経由する両会場を結ぶシャトルバスを運行することも決めた。

 展示品は両会場で約二百七十点。出雲会場では丁銀のほか、徳川家康が石見銀山の山師・安原伝兵絵へ与えたという桃山時代の「辻が花染丁字文胴服(つじがはなぞめちょうじもんどうふく)」(重要文化財)、「舟形香入れ」などポルトガルの十六-十七世紀の銀器も展示する。

 大田会場では、江戸時代の銀山の活況を伝える城上神社(大田市)所蔵の「大久保長安寄進能面」や「大久保長安頭巾」など、地元の秘蔵品が並ぶ。


2006年10月13日 無断転載禁止