仁摩小児童が石見銀山でガイド

島根県立大の学生に国の重要文化財・熊谷家住宅を説明する仁摩小学校の児童
 来夏、世界遺産に登録される大田市大森町の石見銀山遺跡で二十三日、仁摩小学校の六年生が島根県立大の学生をガイドし、学生は子どもたちのクイズに答えながら、銀山の歴史と文化を学んだ。

 同校では、六年生四十四人が六月から総合学習の一環で、銀山視察や街道ウオークを行い、同遺跡の価値と地域の人々の思いを学習している。

 県立大の松永桂子講師と二回生の十六人が大森でフィールドワークを実施するのに合わせ、「行って楽しい迎えて嬉しい石見銀山NPO」に所属する学生がガイドを依頼。児童たちが快く応じた。

 一行は、江戸時代に掘られた龍源寺間歩をスタートし大森の町並み保存地区を見学。途中、児童十人が学習の成果を生かし「仙の山で一番多く銀が採れた間歩はどこ?」などと質問し、町並みでは来訪者を歓迎するために各家が軒先に飾る竹の花生けを解説。学生は資料を見ながらクイズに答え、子どもたちの説明をメモするなど熱心に耳を傾けた。

 同校の楫谷和史君(12)は「緊張したけど、勉強したことを話せて良かった。銀山の歴史は面白い」と笑顔。初めて訪れた同大の伊藤翼さん(20)は「子どものガイドはとても分かりやすい。世界遺産になるのはすごいことで誇りに思う」と話した。

2006年11月23日 無断転載禁止