銀山の暮らし生き生き表現 大田・大森小児童

オリジナル劇を上演し、石見銀山の学習成果を披露する大森小学校の児童ら
 来夏、世界遺産に登録される大田市大森町の石見銀山遺跡を学んだ集大成として、同市立大森小学校の児童が九日、近くの大森町並み交流センターで、オリジナル劇を披露した。児童たちは、江戸時代に銀鉱石を採掘した様子や、人々の日常の暮らしぶりを生き生きと表現。「当時の苦労がよく分かった。もっと調べて発表したい」とさらなる意欲を燃やした。

 同校の全校児童十二人は、石見銀山を知ることで遺跡を守り、情報発信しようと、今春から学習。石見銀山資料館の仲野義文学芸員に、銀の生産や流通などを学び、遺跡を見学した成果を一時間の劇にまとめた。

 テーマは、銀山で働く「徳兵衛さんの一日」。間歩(坑道)で鉱石を掘った際、酸素が減ると、農機具の唐箕(とうみ)で送風したり、わき出る地下水を揚水ポンプでくみ上げる作業ぶりを演じた。

 また、現在の価格に換算すると、十万八千円に相当する銀一両を、銅銭に両替し、野菜やおもちゃなどを買った当時の生活を紹介。保護者や市民ら約六十人から、大きな拍手を受けた。

 三年生の三谷啓太君(9)は「練習でポンプを動かしたら、水が揚がって驚いた。銀山をもっと勉強したい」と笑顔で話した。


2006年12月10日 無断転載禁止