(52)ハヤブサ 最高時速300キロ、空中の狩人

ラジオ塔で羽を休めるハヤブサ。精悍な顔が印象的だ=米子市彦名町
 米子市彦名町のラジオ塔の中ほどに、猛禽(もうきん)類のハヤブサがいるのを見つけた。穏やかな日差しを受け、静かに羽を休めていた。

 ハヤブサはタカ目、ハヤブサ科。雄約38センチ、雌約51センチ。翼を広げると84センチから120センチ。頭上から後ろ頸(くび)は灰黒色、ほおにはひげ状の黒斑が目立つのが特徴だ。

 海岸や開けた草地などに生息する。狩りは飛んでいる鳥に急降下で追いつき、鋭いつめでけって仕留める。空中で素早く獲物を狩る名人だ。

 なにしろ、飛行速度が速く、降下時の最高速度が時速約300キロにも達するというから驚く。まさにF1レース。想像不可能なスピードの中で生きている鳥のようだ。

 ラジオ塔に日が差してきた。うつむいていたハヤブサが上体を起こし遠くを見据えている。獲物を探しているのだろう。精悍(せいかん)な顔つきが印象深かった。

2007年2月28日 無断転載禁止