銀山郷土料理の集大成 試作28品に舌鼓

試作料理を楽しむ参加者=大田市大田町、大田商工会議所
 石見銀山郷土料理研究会の試作料理発表会が六日夜、大田市大田町の大田商工会議所であり、会員が一年間の集大成として腕を振るった料理を出品し、参加者が舌鼓を打った。

 研究会は世界遺産登録に備え、大田ならではの郷土料理を創作するのが目的。発表会には、同商工会議所の寺戸隆文会頭ら五十人が参加。日本料理で現代の名工に選ばれた同会の片地六治郎会長(66)が「一年間、日本料理のトップクラスの講師三氏を招いて勉強会を開いた結果、料理を作ることができてとてもうれしい」とあいさつした。

 会場には、銀山街道の特産品・西田クズとサツマイモを使った「かまの豆腐」や、銀山で止血剤に用いられた無名異(むみょうい)の名を冠した「穴子無名異漬け」「芋代官菜の花焼き」など二十八品を出品。参加者が一品ごとに味わい、アンケートに気に入った料理を書き込んだ。

 同市大田町の主婦松浦順子さん(52)は「家庭でも作り、市民も楽しめるようになると良い。自分も作ってみたい」と関心を寄せた。

 このほか、安土桃山時代、石見銀山を訪れた石山本願寺の教如上人をもてなしたとされる献立が再現され、注目を集めた。

 同研究会では、アンケート結果に基づき六月初めまでに再度、発表会を開き四季折々に三品ずつの郷土料理を決定。会員にレシピを配って各店で料理を出してもらうとともに、弁当の販売や土産物づくりも検討する。

2007年3月8日 無断転載禁止