大田-広島間高速バス運行開始式

テープカットして、大田-広島間高速バスの運行開始を祝う関係者=大田市大田町、JR大田市駅前バス停
 今夏の石見銀山遺跡の世界遺産登録をにらみ、広島市と大田市を結ぶ直行バスの運行が十六日、始まった。登録に伴う広島方面からの観光客の増加を見込み、石見交通の関連会社のイワミツアーが運行。同区間は中国ジェイアールバスが二〇〇五年六月に路線を廃止しており、沿線では生活交通の復活を歓迎した。

 運行に先立ち、午前七時すぎ、開始式が大田市大田町のJR大田市駅前バス停であり、竹腰創一市長が「広島方面から多くの来訪者が見込まれる中、沿線自治体もバスの利用促進に努めたい」とあいさつ。同市長やバス会社の関係者らがテープカットして祝った。

 続いて、石見銀山をPRするラッピングが施されたバスに一般客三人と大森代官所跡まで試乗する関係者十二人が乗り込み、出発した。

 乗客の一人、大田市三瓶町志学の石橋幸子さん(78)は「広島県熊野町に住む孫の結婚祝いで利用する。復活して便利になった」と話した。

 直行便はJR広島駅新幹線口とJR大田市駅前を結び、一日二往復。四月十五日までは臨時便とし、四月十六日から乗り合いバスとして正式運行。広島発の初便は午前十時に新幹線口を出発し、午後零時半には大田市大森町の代官所跡前に到着する。料金は新幹線口-JR大田市駅前区間で三千三百円。

 同区間では、中国ジェイアールバスの路線廃止を受け、大田市などが石見交通に運行を要請。イワミツアーが〇五年八月から、盆と年末年始に帰省客を対象に臨時便を走らせてきた。

2007年3月16日 無断転載禁止