石州瓦で石見銀山の文字制作

林道仙ノ山線から見た、石州瓦で描いた「石見銀山」などの瓦文字=大田市大森町、三国和彦さん提供
 石見銀山遺跡の世界遺産登録に向け、機運を盛り上げよう、と石州瓦メーカー・セラミカ第六工場長の三国和彦さん(41)らが、大田市大森町に石州瓦四千枚を使って「石見銀山」の瓦文字を組み上げた。登録後、インターネットで同遺跡が航空写真で紹介されることを想定。三国さんは「世界の人々に石見銀山と石州瓦もPRするランドマークになれば」と期待する。

 三国さんは、インターネット検索大手のグーグル社が提供する無料ソフトを使えば、パソコンで世界中の航空写真を閲覧でき、世界遺産に登録されると高解像度の航空写真に差し替えられる公算が大きいことに着目。瓦文字での「地上絵」を企画した。

 セラミカが二十一日、大森町と水上町の瓦メーカー五社が合併し新会社として船出するのを前に、記念事業として社に提案。一週間準備し、同僚ら十人とともに、十八日に一日で組み上げた。

 瓦文字は、戦国後期から銀が採掘された仙ノ山東側の山すそにある同社の空き地に制作。縦三十三メートル、横二十七メートルで、景観に配慮し、千平方メートル以下にとどめた。「銀黒」と呼ばれる和瓦の規格外品を有効活用。「石見銀山」の四文字を印鑑風にデザインし「IWAMI-GINZAN」「SILVER MINE」を上下に配した。林道仙ノ山線から見ることができる。

2007年3月27日 無断転載禁止