石見銀山遺跡最新の研究成果報告 サヒメル

 鉱山学からみた石見銀山遺跡の最新成果を報告する講演会が十五日、大田市三瓶町の県立三瓶自然館サヒメルで開催される。九州大学の井沢英二名誉教授が、銀山の隆盛をもたらし、初めて明らかになった高品位銀鉱石の研究を披露する。

 六月四日まで、同館で開催中の石見銀山展に合わせて企画した。

 井沢氏は、日本鉱業史研究二月号で、石見銀山で産出した銀鉱石の分析結果を発表した。同大博物館が所蔵し、大久保間歩で採取された福石鉱床の銀鉱石は、銀の品位が0・04%と標準的な品位だった。これに対し、同市大森町の上野家に伝わる永久鉱床の銀鉱石は11%で、超高品位の銀鉱石の存在が判明した。

 講演会は同日午前十時半から正午まで。午後一時半からは、歴史学や考古学の専門家らによる座談会「ここがすごいぞ石見銀山」がある。

2007年4月14日 無断転載禁止