石見銀山街道ネットワークづくり推進を

銀山街道大森-尾道ルートのネットワークづくり推進に向け、意見を交わす参加者たち=島根県美郷町、創菜料理ゆるり
 石見銀山代官料理再現の夕べが二十日夜、島根県美郷町上川戸の「創菜料理ゆるり」であった。銀山街道大森-尾道ルート沿いの大田市、美郷町、飯南町などで活動するガイドの会などのメンバーや行政担当者ら約三十人が、当時の料理を味わうとともに、ネットワークづくり推進に向け活動を報告し合った。

 代官所御用商人だった熊谷家の古文書を基に、一八三八(天保九)年に巡見使が同家に二泊した際に提供した料理の中から蒸し卵、豆腐の木の芽田楽など九品を再現。大森銀山資料館の仲野義文館長(41)が時代背景を解説した。

 また、大森銀山ガイドの会、大森町熊谷家ガイド(大田市)、銀山街道を護る会(美郷町)、銀山街道を訪ねる会(飯南町)などのメンバーや行政からの参加者が自己紹介や、活動状況を紹介し合った。

 ネットワークづくりの一つとして、美郷町の銀山街道を護る会は、飯南町の銀山街道を訪ねる会と交流。訪ねる会が作製した飯南町内約十キロの銀山街道ルートの地図に続いて、護る会は美郷町内約二十八キロの同ルートの地図作製に取り掛かる計画だ。

 ゆるり店主の前田清美さん(58)は「世界遺産登録を今夏に控え、銀山街道大森-尾道ルートは中山間地を活性化する最大のビジネスチャンス」とし、「三市町の点の活動を線で結ぶよう、官民のネットワークづくりが必要」と話した。

2007年4月21日 無断転載禁止