サツマイモ使い石見銀山関連商品

サツマイモを使った石見銀山遺跡にちなむ商品を試食する参加者=大田市大田町、大田商工会議所
 今夏に予定される石見銀山遺跡の世界遺産登録に向け、同遺跡にかかわりのある「代官いも」のブランド化を進めようと、サツマイモを使った商品の発表会が25日、大田市の大田商工会議所であった。地元業者らが作ったビール、焼酎、ケーキなどがお披露目され、関係者が販路拡大に向けて意見交換した。

 「代官いも」は、江戸時代中期に石見代官だった井戸平左衛門が飢饉(ききん)の際、サツマイモ栽培を奨励。住民を救ったことが名前の由来で、現在は大田市周辺で生産されている。

 多くの観光客が見込まれる大型連休を前に、同遺跡関連の商品をアピールするため地元業者が初めて主催。竹腰創一市長をはじめ、生産者や市民ら約80人が参加した。

 会場では、地元の酒造会社や菓子会社などが作った商品を紹介。JA石見銀山は、サツマイモを使ったビールの試作品を出品し、コクのある味が人気を集めた。このほか、焼き芋を原材料にした焼酎、ようかんなども並んだ。

 大田市周辺では、サツマイモのほかにも、銀製品やウメを使った遺跡関連の商品が発売されており、さんべ食品工業の勝部邦彦社長は、「代官いもはストーリー性もあり、ブランド化には最適。生産者などと連携しながら、新たな商品開発を進めたい」と話した。

2007年4月25日 無断転載禁止