石見銀山ガイド養成講座が開講

石見銀山ガイドの会の和上豊子副会長(右)から、来訪者に接する心構えを学ぶ受講生ら=大田市大田町、島根中央地域職業訓練センター
 世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡の魅力を来訪者に伝える本年度のガイド養成講座が十八日夜、大田市大田町の島根中央地域職業訓練センターで始まった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が「登録延期」勧告を出したばかりだけに、参加者は同遺跡が持つ価値の説明に一段と力を注ぐことを誓った。

 同講座は、遺産登録を控えて高まるガイドの需要に応える人材育成と雇用創出を目的に、大田市や大田商工会議所などでつくる大田地域雇用創出促進協議会が開く。

 今年は「町並みガイド」に十人、戦国時代後期から銀の採掘が行われた仙ノ山本谷地区などを案内する「トレッキングガイド」に三十四人が応募した。

 開講式では、同市販売流通課の和田亮課長(51)が「(世界遺産候補として)石見銀山が持つ価値は、何ら変わらない。ひるまず、自信を持って『もてなし』を向上させよう」と強調。

 ガイド概論では、二班に分かれ、石見銀山ガイドの会の西本俊司会長(73)と、和上豊子副会長(65)が来訪者に接する心構えを説いた。

 終了後、西本会長は「石見銀山は分かりにくい面があるので、ガイドが『真の価値』を伝える努力をさらに重ねたい」と表情を引き締めた。

2007年5月19日 無断転載禁止