(57)ウグイス なじみ深い鳴き声の主

雑木林の中で突然姿を現したウグイス。あっという間に別の木に飛び移っていった=松江市美保関町
 日本海が一望できる美保関灯台(松江市)付近の雑木林を早朝、訪れた。「ピピピピ…、ケキョケキョケキョ」。あちらの谷から、こちらの谷へ鳴き声が走っていく。これがウグイスの谷渡りか。新緑の山にウグイスのさえずりがあふれ、気持ちが安らぐ。

 ウグイスはスズメ目ウグイス科。体長14センチから15・5センチ。警戒心が強く、薮や林に生息する。全身がオリーブ色がかった茶褐色。雄はスズメぐらいの大きさで、尾が長く、雌は一回り小さいのが特徴。

 日本では北海道から九州に分布、繁殖。食性は雑食。夏は虫を食べ、冬は植物の種を食べる。人家の庭にもちょくちょく現れ、鳥のなかでも庶民になじみ深く、親しまれている代表的な野鳥だ。

 声は聞こえてもなかなか姿を見せないウグイスが、離れた木から渡ってきた。すかさず超望遠レンズを向け迫った。枝から枝へ飛び移ろうとした一瞬をカメラに収めることができた。

2007年5月22日 無断転載禁止