石見銀山遺跡で児童が遺跡保護の竹の子掘りに挑戦

釜屋間歩の周辺で竹の子掘りをする児童ら=大田市大森町
 世界遺産登録を目指す大田市大森町の石見銀山遺跡で二十三日、同市内の温泉津小学校と五十猛小学校の児童が、遺跡を守るために竹の子掘りに挑戦した。児童たちは楽しみながら、古里の貴重な遺産を保全する大切さを学んだ。

 地元のNPO法人・緑と水の連絡会議が昨年から、温泉津小学校と行っている環境教育の一環。同遺跡では竹やぶが広がり遺跡に悪影響を与えており、子どもたちと竹を伐採し、保存の重要性を伝える狙いで企画した。

 温泉津小三年生の十人と五十猛小四年生の十三人は、同会議の会員らと仙ノ山本谷地区を登山。島根県観光連盟のふるさと案内人を担う同市仁摩町の門崎匡さん(65)から、釜屋間歩の説明を聞いた後、竹の子掘りを体験。地面から頭を出した竹の子を見つけては掘り出した。

 五十猛小四年の山崎玲奈さん(9)は「銀山に来たのも竹の子掘りをしたのも初めてだけど面白かった」と話した。

 同会議の高橋泰子理事長(53)は「市民全体で優れた文化遺産と価値を共有したい。そのためにも来訪者を本谷に迎え入れる整備をすべきだ」と指摘した。

2007年5月23日 無断転載禁止