石見銀山拠点施設のガイダンス棟完成遅延

 世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡の拠点施設ガイダンス棟の整備で、大田市は、二十五日の同市議会全員協議会で、同棟の完成が現時点で七月末から約一カ月遅れる見通しを明らかにした。

 市が同市大森町の「ふれあいの森公園」で整備中の同棟の建設地はもともと谷だった地形。埋めて広場にしたが、事前のボーリング調査で分からなかった地下の凹凸があり、基礎のくい打ちがずれ込んだ、と説明した。

 拠点施設は当初、一棟を予定したが、遺産登録を目指す今夏の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会に間に合わせるために昨年六月、ガイダンス棟と展示棟、収蔵・体験棟の三棟構造に変更。当初、七月初めの完成を目指したが、黄金週間で来訪者による同公園の駐車場利用を優先して、七月中の完成に変更していた。総事業費は十一億円。

 ガイダンス棟は、木造瓦ぶき平屋建てで、七百六十三平方メートル。来訪者に遺跡の全体像や世界遺産としての価値を映像と立体模型などにより説明。遺跡各地への地理案内や交通アクセスを示す。

2007年5月26日 無断転載禁止