(58)キビタキ 色鮮やか新緑に映える

新緑が美しい森に舞い降りたキビタキ。色鮮やかな夏鳥だ=松江市美保関町
 初夏の雑木林に入ると「ピッコロロツクツクフィー」と、軽やかなさえずりが耳に伝わってくる。キビタキである。木々の間から、かすかに顔をのぞかせている。色鮮やかな姿に、しばらく見とれてしまった。

 キビタキは、スズメ目、ヒタキ科。体長約一四センチ。森林に生息する夏鳥だ。雄は背中が黒く、のどがオレンジ、まゆが黄色いのが特徴だ。

 東南アジアで越冬し、日本には九州から北海道に渡来し、落葉広葉樹林で繁殖する。餌は主に昆虫やクモ類を好む。

 新緑が美しいので、その場所でしばらくカメラを構えることにした。心地よい鳴き声が近づいてきた。少し離れた枝に舞い降りた。しぐさがとてもかわいらしい鳥だった。

2007年5月29日 無断転載禁止