溝口知事が石見銀山の世界遺産登録に向けて文化庁長官に要望書

青木保文化庁長官(右)に要望内容を説明する溝口善兵衛知事(中央)=東京・丸の内、文化庁
 溝口善兵衛島根県知事は31日、省庁重点要望活動の一環で文化庁を訪れ、大田市の石見銀山遺跡の世界遺産登録に向けた取り組みを一層強めるよう求めた。

 文化庁の青木保長官と会談した溝口知事は「各国代表や専門家らに遺跡の価値について十分に理解を深めてもらう必要がある」と強調。登録を所管する国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部があるパリへ、県や大田市の専門職員を派遣する考えを示した。

 要望書を受け取った青木長官は「文化庁としてもとにかく熱心に取り組み、一緒に目的を達成したい」と述べ、同遺産の学術的見解のとりまとめと、ユネスコや世界遺産員会構成国などへの説明を早期に求める要望に真剣に取り組むと答えた。

 同庁への要望は、ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録延期」を勧告したこと受け、追加された。同日は、このほか同県選出国会議員、農林水産省、厚生労働省などを訪れた。

2007年5月31日 無断転載禁止