大田市教育部長がユネスコ訪問報告

ユネスコ日本代表部の近藤誠一大使への対応を説明する大田市教委の大国晴雄教育部長=大田市大田町、市役所
 学術機関から今年の世界遺産登録の延期を勧告された石見銀山遺跡の価値を各国に理解してもらうため、パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)日本代表部を訪れていた大田市教委の大国晴雄教育部長が帰国し、十一日に記者会見。近藤誠一特命全権大使の尽力に期待ができるとし、ニュージーランドであるユネスコ世界遺産委員会で、同遺跡など新規登録の審査は二十七日か、二十八日午前になるとの見通しを示した。

 大国部長は六日から三日間、文化庁記念物課の本中真主任文化財調査官、島根県教委世界遺産登録推進室の足立克己企画幹と同本部を訪問。登録の是非を最終判断する世界遺産委員会での評価アップを目指す近藤大使に、国内でまとめた追加情報を提供するなど、詰めの作業を行った。

 近藤大使が世界遺産委員会を構成する二十カ国に働きかける上で資料となる追加情報や、国際記念物遺跡会議(イコモス)の評価報告書に関連してイコモスが昨秋に行った現地調査の様子などを説明。同大使は「良くできており、しっかりした資料で説明できるのはうれしい」と述べ、各国への働きかけに意欲を示したという。

 さらに大国部長は「われわれの予想以上に近藤大使は石見銀山遺跡と追加情報の内容を良く理解しておられる」と話し、大使の尽力に期待した。

2007年6月11日 無断転載禁止