石見銀山の登録「審査まで最善」

 【ニュージーランド・クライストチャーチ24日=山陰中央新報・引野道生】大田市の石見銀山遺跡の世界遺産登録を目指す日本政府代表団は24日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第31回世界遺産委員会が開催されている当地で、「見通しは全く分からない」とし、27日に予定される審査まで最善を尽くす姿勢を強調した。

 代表団は、審査時間が限られるため「事前の要請が重要。石見銀山遺跡の価値を誠心誠意説く」と主張。国際記念物遺跡会議(イコモス)が審査の場で行う説明では「勧告から大きくずれない」と述べ、登録延期の評価を修正する可能性は低いとの見通しを示した。

 政府は、イコモスの評価報告書に対する反論をまとめた補足情報を、世界遺産委員会を構成する20カ国代表に提出。その上で、現地入りした近藤誠一ユネスコ日本代表部特命全権大使が、委員国代表に会って評価格上げを協力要請している。

2007年6月24日 無断転載禁止