石見銀山、2段階格上げで世界遺産に

くす玉を割り、世界遺産登録を祝う石見銀山資料館のスタッフや住民、観光客ら=大田市大森町
 【ニュージーランド・クライストチャーチ28日=引野道生】大田市の石見銀山遺跡は二十八日、当地で開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第三十一回世界遺産委員会で「登録」が決議された。日本国内の世界遺産では十四件目、文化遺産では十一カ所目で、アジアの産業遺産として初の世界遺産。登録を目指した日本側の反転攻勢が奏功し、諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が示した登録延期勧告から異例の二段階格上げで登録という快挙を達成した。

 世界遺産をめぐる四種類の決議のうち、「登録」は普遍的な価値を認める内容。「石見銀山遺跡とその文化的景観」の名称で、委員会最終日の七月二日、正式にユネスコの世界文化遺産に登録される。

 世界遺産委員会の新規登録をめぐる個別審査は同日、クライストチャーチコンベンションセンターを会場に前日に引き続いて非公開で開催。石見銀山遺跡など三十三件の登録可否が審査された。

2007年6月28日 無断転載禁止