石見銀山展「東方見聞録」など到着

ポルトガルからの銀器や書籍を学芸員らと確認する神戸税関境税関支署の係官=出雲市大社町、島根県立古代出雲歴史博物館
 十四日から島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市大社町)などで開かれる「世界遺産登録記念-輝きふたたび石見銀山展」で展示される、ポルトガル国立図書館と同国立古美術館からの書籍や銀製品などが到着し十日、同館で神戸税関境税関支署の係官が通関検査を行った。

 石見銀山遺跡の世界遺産登録を記念して、同館と石見銀山資料館(大田市大森町)の両館で同時開催される同展では、合わせて国内外の関連品約三百点が展示される。

 このうち出雲古代歴博では一五〇二年印刷で、当時の国王が所持していた「東方見聞録」(ポルトガル国立図書館所蔵)などの書籍三冊、「船形香入れ」(ポルトガル国立古美術館所蔵)など十六、十七世紀の銀器二十二点などが並べられる。

 木箱十二箱に入ったポルトガルからの展示物は九日夜、関空経由で空路、出雲に到着。十日午後、両館の学芸員も訪れ、箱から丁寧に取り出しながら税関の係官と申告内容の確認をしていた。

 また、石見銀山資料館でも十三日の内覧会に向けて展示準備がピーク。展示品の中には、一説に釜屋間歩から掘り出された自然銀で造ったと伝えられる全高十四センチの銀造観音菩薩立像(同市清水寺所蔵)や、石見銀山の初代奉行、大久保長安が城上神社(同市)に寄進したと伝えられる能面三面(同神社所蔵)など貴重な地域遺産を含む約九十点が並べられる。

 前売り券は両館共通で千円。島根、鳥取両県の主要プレイガイドで販売している。

2007年7月10日 無断転載禁止