飯南町が銀山街道の古民家改修

銀山街道(手前)沿いにある、江戸時代の情緒を残した古民家=島根県飯南町同町下赤名
 大田市の石見銀山遺跡の世界遺産登録を受け、島根県飯南町は、町内を10キロにわたって貫く銀山街道の歴史に目を向けてもらうため、明治時代の古民家を改修し、パネル資料を展示したガイダンス施設を秋にオープンさせる。

 古民家は同町下赤名にあり、築100年以上のかやぶき建築で、銀山街道のシンボル的存在。世界遺産登録に向けた動きの中で保存を求める声が上がったため、町が6月に所有者に譲渡を申し入れ実現した。

 2年前の豪雪で全体が傾くなど傷みが激しいが、柱や土壁を可能な限り再利用し、風情を残した形でのリニューアルを目指す。事業費は約500万円。施設には街道を紹介したパネルや関連史跡を載せた地図を展示する。

 同町はさらに、一里塚跡など6カ所に、携帯電話で案内情報を読み取る2次元コードを付けた石柱を設置する予定で、石見銀山の繁栄を支えた街道を本格的にアピールしていく。

 8月18、19の両日には、銀山街道の歴史を学ぶ講演会と古民家の解体を体験するイベントを開く。問い合わせは町教育委員会(電話0854・72・0301)。

2007年7月13日 無断転載禁止