石見銀山、10月に「募金委」組織

石見銀山協働基金の設立に向け、協力を要請する竹腰創一大田市長(左)=大田市大田町、大田商工会議所
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の保全や活用を官民一体で、資金面で支える石見銀山協働基金(仮称)設立準備委員会の初会合が20日、大田市大田町の大田商工会議所であった。10月に全県的な募金委員会を組織、県内外に広く募金を呼び掛ける計画を決めた。

 初会合には、同市内14団体の代表や島根県、大田市の職員ら20人が出席。竹腰創一市長が「世界の宝となった石見銀山遺跡を守り、生かすために一定の財源が必要となる」と協力を要請。準備委員会の会長に寺戸隆文大田商工会議所会頭を選出した。

 計画では、設立準備委員会が今後、県内の経済団体や島根県、大田市にゆかりの深い企業などに参加を要請し、募金委員会の態勢を構築する。基金は5年間で3億円を集め、民間と行政が半分ずつ積む。

 募金委員会とは別に設ける基金管理団体が管理運営。使途は遺跡の保全を主眼とし、民間団体や企業、個人が遺跡内の草刈りや無住の社寺仏閣の修理、ガイド養成などを行う際、基金管理団体に申請し、助成を受ける。

 設立準備委では今後、支援活動を持続させるために、石見銀山サポートクラブ(仮称)を設立し年会費を基金に充てる方策や、駐車場料金や石見銀山の公共施設入場料を一部基金に組み入れることも検討する。

2007年7月20日 無断転載禁止