石見銀山展講座で仲野館長が講演

「石見銀山遺跡の価値」と題して講演をする石見銀山資料館の仲野義文館長=出雲市大社町、古代出雲歴史博物館
 大田市の石見銀山遺跡の世界遺産登録を記念した「輝きふたたび石見銀山展」の特別講座が二十一日、出雲市大社町の古代出雲歴史博物館であった。銀山展を同時開催中の石見銀山資料館の仲野義文館長(42)が、毛利家支配時の人口が二万五千-三万人と推定できるとの最新の研究成果を披露した。

 「石見銀山遺跡の価値」と題して講演した仲野館長は、大田市大森町の旧家で見つかった古文書「銀山覚書」を紹介。諸説ある人口について、記述内容から江戸時代の直前は「二万五千-三万人は住んでいたと思われる」とし、古文書を新しい二次的資料と位置づけた。

 このほか、石見銀山遺跡の歴史的経緯や銀生産の拡大と影響、実態、銀の積み出し港だった温泉津の生産システム上の役割などについても、聴講した約百人に詳しく解説をした。

 同展は二会場で九月二十四日まで開かれ、歴博にはこれまで一万人が来館した。歴博では二十八、二十九の両日、関連体験イベント「コンペイトウをつくろう」がある。材料費五百円。問い合わせは県文化財課世界遺産登録推進室(電話0852・22・5642)。

2007年7月21日 無断転載禁止