石見銀山の観光客1.8倍に

 世界遺産に登録された大田市の石見銀山遺跡のうち龍源寺間歩を登録目前の二〇〇六年度に訪れた観光客は前年度に比べて八割増加し、中国五県の主要観光施設では最も高い伸び率だったことが、国土交通省中国運輸局が二十五日発表した調査で分かった。登録で〇七年度はさらなる伸びが期待できそうだ。

 石見銀山遺跡内の有料施設で実数を把握できる龍源寺間歩の観光客は、前年度より四万八千五百人増の十万七千三百人。伸び率は82・3%で、二位の広島県三次市の広島三次ワイナリーの34・6%を引き離し、世界遺産登録を控えての関心の高さを裏付けた。

 山陰両県の観光施設の伸び率上位は、石見銀山を筆頭に、鳥取県湯梨浜町の燕趙園が6・6%、松江市の松江城6・1%、倉吉市のせきがね湯命館6・0%、鳥取市のさじアストロパーク5・3%だった。

 中国運輸局企画観光部は、世界遺産登録後の石見銀山の観光振興策について「地元自治体と連携し、公共交通を充実させ、外国人観光客を増やしたい」としている。調査は五県の代表的な観光施設の中から五十一カ所を抽出して実施した。

2007年7月25日 無断転載禁止