盆で石見銀山遺跡の観光客が増加

大勢の観光客でにぎわう龍源寺間歩の入り口周辺=15日午後2時ごろ、大田市大森町
 世界遺産に登録後、初の盆を迎えた大田市大森町の石見銀山遺跡は十三日から十五日に掛けての期間中、一日当たりの観光客が過去最多を記録するなど、世界遺産効果に沸いた。一方で、観光客の増加により県道で渋滞が生じるなど、住民生活への影響もみられた。

 同遺跡では十三日、龍源寺間歩の入場者が四千七百四十一人、大森地区の入り込み客が一万人となり、いずれも最多記録を更新した。十四日もそれぞれ四千三百七十人と九千五百人、十五日(午後六時現在)は四千五十五人と八千五百人だった。

 十三日と十四日は、過去最も多かった今年の黄金週間中の五月四日(それぞれ三千八百三人と九千人)を上回った。特に観光客が龍源寺間歩に集中する傾向があり、十三日は昨年同日の三・六倍となり、午前十時二十分ごろ、四百台を収容する石見銀山駐車場が満車になった。

 このため、大田市方面から右折して同駐車場に入ろうとした車両が県道で約五百メートル渋滞し、同駐車場と大森町の町並み保存地区を結ぶ観光客を乗せたシャトルバスや、川本町方面へ向かう車両が動けなくなった。大田署員が川本町方面から県道を左折して同駐車場に入るよう観光客の車両を誘導。約一時間かけて渋滞を解消した。

 十五日は午後一時半、同駐車場で六十台の車が行列し、一時間待ちとなった。銀山地区では、バスが満員のため、猛暑の中、せみ時雨を聞きながら歩いて龍源寺間歩を目指す家族連れらが多く見られた。

 埼玉県狭山市の会社員小宮憲一さん(57)は「駐車場が不足しており、町並みの入り口付近に整備してほしい」と話した。

2007年8月15日 無断転載禁止