夏の甲子園 回顧 境・リズム狂わせた拙守

 第89回全国高校野球選手権大会に出場し、1回戦で甲府商(山梨)と対戦した鳥取代表の境は、中盤以降4人の投手陣が相手打線に捕まり、1-14で大敗した。境の戦いぶりを振り返った。


甲府商に敗れ、引き揚げる境ナイン=甲子園
 鳥取大会では、エースの好投と堅守を軸に、終始安定した試合運びを見せた境。先発山本が一、二回を3者凡退に抑えたが、2つのミスがリズムを狂わせた。

 二回無死二塁、犠打を失敗し併殺。三回の守備では、二死一、三塁から連係ミスで三走を生還させ、先制を許した。動揺した山本は制球を乱し、5回途中までに6安打を浴び、5失点。点差が開き、守りに集中力を欠いたプレーが見られた。

 反撃も五回の赤山誠の儀飛による1点にとどまった。犠打1、盗塁0と、好機拡大の手段を欠き、相手の継投を攻めあぐねた。普段通りの野球を実践する難しさを、甲子園で思い知らされた。

 光る面もあった。鳥取大会で不振だった4番長谷川が2安打。代打で出場した宮地、大塚ら控え組が安打を放ち、沈みかけた観客席を沸かせた。

2007年8月21日 無断転載禁止

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