大田市でクリーン銀山が実施

佐毘売山神社周辺で草を刈る参加者ら
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡で二日、市民らがボランティアで清掃活動に取り組む「クリーン銀山」が行われ、遺跡や公園が見違えるほどきれいになった。

 官民で遺跡の保全などを担う石見銀山協働会議が主催し、七回目。七月二日の世界遺産登録以降、観光客が増加し、来訪者から「見学ルート沿いに草が生い茂り、遺跡が見えない」などの苦情が寄せられたため、実施した。

 今回は、大森町の住民や大田市料飲組合、市内のボランティアグループなどから百二十人が参加。参加者はかまや草刈り機を持ち、銀山公園や佐毘売山(さひめやま)神社など四カ所で伸びた草を刈り、観光客が捨てたたばこの吸い殻や空き缶などを拾い集めた。

 刈った草は軽トラック八台分、ごみは同一台分にのぼり、同神社周辺では建物跡の石垣がよく見えるようになった。

 参加した同市三瓶町の会社員木村伸江さんは「世界遺産になってうれしい。遠くから来られる人が多いので、きれいな所を見て自然と共生する遺跡の魅力を知ってほしい」と笑顔で話した。

2007年9月2日 無断転載禁止