来月4日に石見銀山ガイダンス棟会館

十月四日にオープンする「石見銀山世界遺産センター」のガイダンス棟=大田市大森町
 大田市は三日、市議会全員協議会で、世界遺産登録された石見銀山遺跡を紹介するため、総事業費十一億円をかけ、大森町のふれあいの森公園に建設を進めている拠点施設の名称を「石見銀山世界遺産センター」とし、このうち、ガイダンス棟を十月四日に開館させる方針を報告した。

 しかし、拠点施設全体の稼働は、残りの展示棟、収蔵体験棟のオープン時期の遅れで、当初予定の二〇〇八年春から同十月にずれ込むという。

 ガイダンス棟は木造瓦ぶき平屋建てで、約七百六十平方メートル。世界遺産の解説をはじめ、遺跡や町並みの案内、実験公開する大久保間歩の受け付け、パークアンドライド方式などの説明機能を担う。

 事業費は三億円。入場無料で、今年十二月二十八日まで無休で運営する。

 一方、展示棟は、鉄筋コンクリート瓦ぶき一部二階建ての約七百二十平方メートル。収蔵体験棟は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り瓦ぶき一部二階建ての約五百十平方メートル。

 同市石見銀山課は、両棟の開館を約半年間、先延ばす原因を「国際記念物遺跡会議(イコモス)の登録延期勧告が示された際、世界遺産の価値証明が不十分とされ、展示工事の設計準備を中断せざるを得なかった」と説明している。

2007年9月3日 無断転載禁止