石見銀山の取材候補地を提案 児童が準備会

石見銀山遺跡の取材候補地を教員と話し合う児童ら=大田市温泉津町、温泉津コミュニティーセンター
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の魅力を子どもたちに情報発信してもらう準備会が29日、大田市温泉津町の温泉津コミュニティーセンターで開かれた。同市内の小学生が参加し、戦国時代から銀の採掘が行われた仙ノ山などの取材候補地を提案。児童たちは10月末から現地取材に取りかかり、来年3月までに遺跡を紹介するDVDを制作する。

 島根大生涯学習教育研究センターの仲野寛教授(54)らが「世界遺産子どもデジタルアーカイブづくり」事業として企画。

 独立行政法人・青少年教育振興機構が運営する「子どもゆめ基金」の助成を受け、子どもたちの視点から見た同遺跡の映像作品と、その制作過程を示す映像作品を作り、県内外のふるさと学習の教材に活用してもらう。

 準備会の初会合には、同遺跡を校区内に持つ大森、高山、仁摩、湯里、温泉津の5小学校から5、6年生20人が参加。戦国武将による銀山争奪戦の要となった山吹城跡や温泉津温泉、沖泊の港に残る中世から船の係留に利用された鼻繰り岩などをカードに記して取材候補地に推薦し、教員や地域住民と魅力や特徴などを話し合った。

 仲野教授は「事業を通じて、遺産登録を機に子どもたちが地域を見直し誇りを持ってもらえれば」と話した。

2007年9月30日 無断転載禁止